依存症からの脱却

自分自身で良くないという認識を持ちながらもそれをなかなか改善できない人がいる。
深酒、タバコ、ギャンブル、ブランドの買い物・・・

これは頭(健在意識)では理解していて、直そうとするが、心(潜在意識)がそれにブレーキをかけている状態である事を意味する。

悪しき習慣から根本的に抜け出す方法はただ一つ、潜在意識のレベルで納得しなければならないのだ。

潜在意識は変化がキライなので、無理に抜け出そうとすると強引に引き戻される。
そうではなくて、少しずつ気付かれないように習慣を変えていく方が楽に生活習慣を改善できる。

例えばパチンコ依存症になりかかっている人がいたとする。
そのような場合、車で店の前を通ったり、ネオンが点滅する看板を見たりすると自然と足が店内に向いてしまうはずだ。
これが潜在意識の作用だ。

こういった場合、無理にその力に逆らうと反動がくるので、店に入ってもかまわない。
ただし、いつも通り玉を打つのではなく、他のお客が打っている姿を脇から見るなどして、こういった事にお金を投じるのがいかにバカバカしいことなのかを潜在意識に刷り込む事が大切だ。

それを繰り返していくうちに、次第に店に足が向く回数が減り、潜在意識がパチンコというものにこだわりを持たなくなるだろう。